『…っ…』




ムクリと起き上がった私。




どうやら気を失っていたみたいだ。







それにしても…。





『ここ…どこなの?』






どう見ても私の部屋ではないのは確か。




見覚えのない家具ばかりだし。






『あ、マリア、やっと起きた?』






『アレン!?』




さっきまで一緒にいたアレンの声に安堵した。





…よかった、1人ではないみたいね。