美空「私も、夜空は相談すらしてくれませんでした。でも、いつかは相談してくれる時がくると思います」


沙季「きっと…相談してくれる時は、大事な事ばかりよ」


沙季先生の顔が真剣になった。


美空「大事な事ばかり?」


沙季「えぇ。私の姉がやっと相談してくれた事がね?私が死んだら悲しい?…だったの」


“私が死んだら悲しい?”


夜空が言うとは思わない。


美空「なんて答えたんですか?」


勇気「“悲しいに決まってるよ”ですよね?」


勇気が割って入ってきた。


沙季「橘君、あなた達は教室に帰りなさい!」


沙季先生は、風煉と勇也を追い出した。