でも、私の心のどこかでまだ椎気さんを好きという気持ちがある。


そう思うのは、何故でしょうか?


私は、アルバムを奥にしまった。


どうしても、捨てる事は出来ない…




だからせめて、奥にしまうだけ…


じっと鏡の前で自分の姿を見る。


肩まである黒髪。


制服を着ている。


そういえば、椎気さん。


私の事を一度も好きって言ってないよね?


やっぱりただの私の片思い。


でも、どうしてもそうは言い切れない。


たった、陰陽師生活を楽しんでいた椎気さんがどうして総長になったのだろう?


止めなかった私も、悪いのかな?


止めたとしても、私じゃ無理だと思うけど…