それから少し経った頃。 私は制服に着替え、トシと一緒に学校の昇降口の下駄箱の影にいた。 「もうトシのご両親に恥ずかしくて顔向け出来ないよ…」 「悪かったって。機嫌直せよ、舞咲」 「無理」 私は拗ねるようにトシから視線を外した。 すると、隣にいた総司と斎藤さんは笑いを堪えていた。 ちなみに原田さんと永倉さん、近藤さんは入院している平助の所にいるらしい。