「閑田にあった事を全部話すから。」 「…うん。」 炎君に言われて床に座る。 震える手は未だにおさまらない。 「あいつが…閑田利來が千覇の生まれ変わりだったんだよ。」 「利來が千覇…?」 「あぁ。 閑田が千覇だって気づいた鬼慈志は閑田の中にある自分の力を取り戻すために襲ったんだ。 俺が閑田の気を追って魔界に行った時にはすでに閑田の力を半分以上奪われ瀕死状態だった。」 『千覇は僕が殺るんだから。』 あの時鬼慈志は確かにこう言った。