利來side 「ん…」 あれ、ここどこだ。 手足は縛られて身動き出来ない。 くそ、なんだよこれ。 「あれ?目が覚めたんだね、千覇…いや、閑田利來君。」 「っ、僕になんの用なわけ? こんな所に連れて来て。」 「まぁまぁ、そんなに怒らないでよ。 僕はただ君に返してもらいたいものがあるだけだから。 まぁ、命の保証はないけどね。」