”オモテの愛” そして ”ウラの愛”


その位なんだろうな。

玄関の方で物音がしたのに、涼はペットボトルの栓を締めた。


「帰ってたの」

「ああ」


涼はペットボトルを冷蔵庫にしまう。

リビングを通り過ぎていくのを何気なく見送って固まった。

それは感としかいいようがない。


男と寝た。