『長い夜に』 また 血の匂いがする 君の指から 激しすぎて 執拗すぎて もうもたないかもね 許しを乞うことも 随分前に諦めて 僕は微かに笑う 君が不思議そうに見つめる カウンターはそれだけ まだ長い夜があるだけ