『表裏の妄想』


明るくて聡明な君は
きっと真夜中には無口で
賢さを微塵も見せない
淫らな身体の奴隷に

誰に開かれたのか
僕にだけ教えてよ
逃げ道を塞いで
追い詰めて狂わせたい

その妄想を
君自身が補完してくれないか
そんな明るく
笑いかけるくらいなら