『ソライロ』 空(くう)の色なんかないくせに 君はここで生まれた俺達に 鮮やかで明るい青い色を 空色と呼ばせる それは優しさなのか 憫れみなのか 無邪気さなのかわからないけど 虚空に嗚咽するときも 君の色がこんなに青いから なにもかもを諦められる 一部じゃない ほとんどでもない なにもかもを そう、なにもかもを、だ