『ピンクの象』 束の間の憂さ晴らしみたいな 甘さなどほんの数秒 あとは焦燥焦燥焦燥 その間に妄想と疑心暗鬼 これっぽっちの似非快楽と引換に 虫酸が走るのを止めるために 俺は今日も毒杯をあおる 金もない 希望もない ピンクの象くらい見せろよ ああ苦しいな 依存も楽じゃないのか だがまだ足りない 往生際が悪いのが取り柄だ それが美徳になる日を 俺は捜すのか?