たぶん恋、きっと愛




「…なんで凱司んとこで寝るんだろ」

「さあな。…かれこれ2時間半も経つんだが…起きやしねぇ」



向かいのカフェで、帰り際に買ってきた秋限定のロールケーキを冷蔵庫にしまって。

鷹野はつまらなそうに、凱司の正面に座り、煙草をくわえた。


テーブルの上に置かれたままのファーストフード店の紙袋。

中に、3つ、新発売とCMで見た事のあるバーガーが、冷たくなっていた。



「メタル好きには見えないんだけどなぁ」

くすくすと、いつもの笑い方をした鷹野は、指先で挟んだ煙草の煙に息を吹き掛け、ゆるゆると流すと、ふと真面目に目を上げた。



「…なあ、雅ちゃん俺にくんない?」

「駄目だ」

「即答かよ」



そう。
雅には、こいつも付いている。


俺が庇護し、鷹野が甘やかし、宇田川が気にかけ、友典が付き従う。



可哀想なほどに、窮屈だ。