たぶん恋、きっと愛





担がれるままに、連れて来られた雅は、凱司のベッドに落とされた。

捲れ上がったスカートを直しながら体を起こすと、目の前は、凱司の胸に刻まれた龍と骸骨。


それも、すぐに離れていく。



「…お前、そういうの、俺と鷹野だけにしとけよ」

深々とため息をついた凱司は、雅のすぐ横に仰向けに寝転がった。


「あいつの刺青は確かに見事だけどな、俺らのとは違うだろ?あれは、あいつの忠誠の証みたいなもんだ。…あんまり触ってやるな」


意外にも諭すような声の低さに、雅は思わず眉を下げる。



「綺麗、なのに…?」

「綺麗なだけじゃないんだ」


苦笑した凱司の、裸の胸に息づく龍と髑髏。

左腕に巻き付く、蛇。

左の肩胛骨に咲く、紫色の薔薇。
腰から下に消え込む、何か。



「ギリギリまで脱がすつもりだったか?」


自分のジーンズのベルトを指して、外してみろ、と凱司は。

手を頭の後ろで、組んだ。