たぶん恋、きっと愛



「だっ…だって鯉が!背中いっぱいに鯉がいて!肌色の隙間が無いなんて凄かったから…!!」


「だからといって男のシャツを脱がす人がありますか!!」


ついに真っ赤になった宇田川が、鷹野と凱司の爆笑に負けないような大声を出した。


「だって透けてるの見えたら、ちゃんと見たいじゃないですか!」

「だから見せたでしょう!!」


それを延々なぞった挙げ句に、あなた何をしましたか! と。

宇田川は膝の上で拳を握りしめた。



「…だって、だって全部見たかった…」


「宇田川さんの刺青、どこまで入ってたっけ?」

鷹野が、滲んだ涙を拭いながら、息を途切れさせながら訊く。



「駄目だ。雅、そりゃ…お前が悪い…くくく」

凱司は、長い指で宇田川の体を指し示して行く。



「いいか、背中は、一面だな」


肩から両腕、両胸、となぞるように示していく凱司に抱えられたまま、雅は。

そこまでは見ました、と頷いた。