たぶん恋、きっと愛





鷹野は、宇田川と雅に紅茶を淹れてやりながら、観察をする事に決めたのか、可笑しそうに眺めている。



「…喧嘩だなど…」


言い淀んだ宇田川は、隣で唇を尖らせる雅を、咎めるような目付きでチラリと見やった。


「あれはあたしが悪かったけど、これは悪くないですもん」


すっかり拗ねているのか、ぷいっとそっぽを向く雅に、宇田川の頬が引きつる。


「あれは50%私も悪かったですが、これは100%、あなたが悪いんですっ」


黙って見ていた凱司も、雅はともかく、初めて見るような宇田川の子供じみた言い方に、思わず吹き出した。



「それ、喧嘩じゃねぇのか」


凱司はシャワーの後なのか、濡れたままの金髪を掻き上げた。

上半身に何も着ていない凱司を指し、雅は宇田川を見上げた。



「ほら。凱司さんは裸ですっ」

「凱司さんはいいんです!」


「別にあたしが裸になった訳じゃないじゃないですか!」

「当たり前です!」