たぶん恋、きっと愛





「お前、名前は。歳は。」

「…須藤、雅。15歳」


…15、だぁ?
ぴくり、とガイの眉が上がる。


「…中坊か」

「ううん、高校1年。早生まれだから」


微かに、戸惑ったような笑みを浮かべた雅を、じろりと睨みつけた。



「……高校生、にもなってる女はなあ……少しは恥じらえ!」

シャツ!
どんだけ透けてると思ってんだっ!!


「…ひぁっ…!?」

声にならない素っ頓狂な叫び。


ぱっ、と自分を見おろしたけれど。
どうしていいのか、一瞬わからない。

おたおたと一応、タオルを当ててはみるけれど、その緩慢な動作はガイに、深くため息をつかせただけ、だった。