たぶん恋、きっと愛




「……本当に…大丈夫なんですか?」


呟いた昌也の声。


「だって女の子ですよ? 今は少し幼くたって……凱司さんだって一樹だって、……健康な成人男性だし…」


ウォッカに、ウィルキンソンのジンジャーエールを注いでやりながら、凱司は。
大丈夫だ、と言い切った。


「お前の言う意味でなら、心配するな。俺も鷹野も我慢が利かなくなるタチじゃない」

「我慢て…めちゃめちゃ心配じゃないですか」


「つーか昌也くんってスケベだよね」


「や、俺は真面目に…!!」

何の事情でこんな事になったのか解らないけれど、今朝みたいに。

「入れって言われたら、大人しくベッドに入るような子に、どうして大丈夫だなんて言えるんですか!」



「…入って来た訳じゃねぇよ、多分」

ふと目を逸らした凱司も。

確かにもう少し危機感を持っても良いような気がして、少し眉を寄せた。