きっと雰囲気を損うことのないよう、あらゆるもので造り出しているんだろうか。

入る前から感じた不思議な気持ちは、なかなか消えそうになかった。


圧倒されてしまう。



しかし、この後そんな完璧なイメージも一気に覆ってしまった。



違う意味で。


知らないほうが、まだ良かったのかもしれない。

多分…。




アクセサリーをトレーに元に戻すと、随分長居していたことに気づき、急いで帰ることにした。


先ほどの店主さんに会釈をしてドアに向かった。