夜空にランプ



近いうちに、芽衣子と大場君とでお見舞いに行く予定だ。



「あ、あそこに大場君いるじゃん。早く行きなよ~」


昇降口前の階段にいる大場君を指さし、にやにやしながら言う。


「…うん。でも、みんないるし」


「そっか」


少ししゅんとする芽衣子。


私のいる前では、食べさせ合ったりくすぐり合ったり、すっかり堂々といちゃつくまでになったけど、学校の他の人達の前では、やはり恥ずかしいらしい。



「…ちーちゃん、寂しくない?なんか、元気なのが、返って心配というか…」


「寂しくない!…わけないじゃん。すっごい寂しいよ。今だって、こう、わしゃわしゃって髪の毛触りたいくらいだし。よしよしみたいな」


大げさに身振り手振りで示す。