「すげー嬉しい。その言葉だけで、頑張れる気がする」
「ううん。まだまだ何もできてないよ…。いつも塚田君からもらってばかりだし」
「バーカ。そうやってあんま自分を責めんなって。泣いてる顔、嫌いじゃねーけど、でもやっぱりお前には笑っててほしいからさ。…それに俺はこぐまの写真好きって言ったじゃん。もっと沢山見せろよ。楽しみにしてるから」
澄み渡る夜空のような深みがかった声でささやき、少し体を離すと、今度は軽くつねるように私の頬をつまむ。
今までで一番優しい笑顔をしながら、することはやっぱり意地悪だ。
「…戻ってきたら、Lamp、また絶対始めるから。そんときは一番に知らせる」
「うん。待ってるね…」
「………千鶴」
「ん?…ふふ、呼び捨て?」
「……………大好きだ」
しだいに互いの距離が近づき、彼の長い前髪と、自分の前髪がふわっと重なる。
初めてのキスをした。
閉じる瞳からは、ゆっくり冷たい涙が零れたけれど、心の中も体中も彼の温もりでいっぱいになった。



