けど、気づけば一人きりではなくなっていた。
自ら思い描いていた色のない、寂しく退屈な日は、続いていくことはなかった。
隣に有紗と芽衣子がいてくれたから。
全ては当たり前ではない、あの日の出来事が今を繋いでいる。
寄り道しながら撮った写真を、みんなにも配るため焼き増しし、少し時間がかかってしまったが、ようやく出来上がった。
お店で集まる約束をしていた今日。
三人に渡す予定だった。
一人一人、封筒に入れて。
雨が降り始めて間もない頃、私は勢いよく家を飛び出し、駅へ向かった。
写真を入れていない封筒は机の上に置いたままで。



