「みんな同じクラスになれたらいいよね」
塚田君と大場君が席を外しているとき、私はぽつりとそうこぼした。
いつだったか、芽衣子も席替えを前にしてそんなようなこと言っていたっけ。
「うん。四人でいる時間、すごい好き。ちょっと前までは考えられなかったな…、本当に」
朗らかな笑みを浮かべながら芽衣子は言う。
「ちーちゃんが同じクラスでよかった」
「私だって、そうだよ」
いつまでも一人きりでいるような気がしていた春の教室。
どこにも心の置き場がなくて、びくびくしていた。
そんな日々が霞みながら浮かんでくる。



