夜空にランプ



そうこうしてる間に、どんどん近づく彼の顔。


涼しくも強い眼差しから逃れられない。


体も硬直し、どくこともできなくなっている。



「ちょっと…、待って、本当にっ!」



目を開けていることがもう我慢できず、鼓動も爆音を立てる中、体中の力を込めて目をぎゅうっとつむる。


すると、ついに彼の前髪が自分の額に触れ、息が微かにかかり…。



(………ん?)



覚悟を決めたわけでもないが、それ以上何も変化はなく疑問に思い始め、薄目を開けてみる。



「なーんてな」


パチンッ


「イタッ」