その後、塚田君が言っていたように、本当に写真をポストカード風にアレンジすることになった。



出がらしのコーヒーに写真を浸し、乾かす。という実にシンプルな方法で、アンティークのような雰囲気を出せるらしい。



もっと大掛かりなことを想像していただけに驚いた。

塚田君直伝のアレンジ法を習得し、これから自分でも試してみるつもりだ。



そして今度は加工した写真を一枚一枚クリップで挟み、ガーランドのようにしてつるした。


もちろん販売することはできないけれど、それでも店内に飾ってくれるというのは、照れくさくも誇らしかった。




自分の好きな写真をいろいろな人に見てもらえる、願ってもない機会だ。




きっとそれは私だけじゃなく、Lampに作品を置かれている作家さんは、こんな気持ちなのかもしれない。