「な、何すんだよー、りゅうちゃんじゃねーんだよ俺は」 「はっはっはっ!いいじゃんたまにはー」 こうするしかなかった。 今の私達には、きっとこんなのがまだ合ってる。 背伸びした雰囲気なんて調子が狂ってしまう。 それでも、ふわっとした微かな柔らかい感触は体中が覚えていて、恥ずかしいけど、にやついてしまう。 絶対にバレたくない事実。 たったの一瞬のことなのに、右のほっぺは甘い微熱を宿し、消えそうになかった。