「ちょんまげが好きで、こういう写真隠し持ってたりする、変態なやつ」 (今…なんて?) ようやく顔から手を離し、今度は涙を拭う。 「そんな変わった人いるかな…」 「目の前にいる。……こぐまのことだよ」 「え?ど、どこにくまが?くまなんて危ない!」 キョロキョロすると、ガシッと両肩をつかまれた。 「バカかお前はー!」 強制的に向きを変えられてしまい、向かい合う形に。 でもまだ彼の顔を見られない。 今の自分の顔も見られたくない。 私はぎゅっと目を閉じて俯いていた。