もはや拷問だ。
ただでさえ今の現状を受け止めるのが辛いのに。
「いいよ、もう。興味ないって言ったじゃん!」
顔から手をどけられないまま、投げつける言葉。
「…童顔で大人しいほうで」
「いいってば!」
「たまにムカつくけど、友達思いですげー頑張り屋で、何気に度胸もあって、愛嬌はまあまあで」
私に構わずどんどん続ける彼にもう耐えられず、涙が零れた。
「どうやらファンタジーが好きらしくて、勝手に想像しちゃったりして。しかも」
しゃくりあげ、止まる気配のない涙。
そのはずだった。
次の言葉が出てくるまでは。



