聞こえ出す、刻み続けるリズム。
彼と出会って、気づいて、生まれた、特別な鼓動の残響がはっきり胸に響く。
(今なら…言えるの?)
「ん?なんだこれ」
火照る顔と心に気を奪われ、彼の疑問系の声に、はっと我に返った。
「あーーーーーーーー!!!だめえーー!!」
カルタ大会のごとく、勢いよくずさっと寝そべりながら、瞬時に彼の手からアルバムを奪った。
床で膝を擦った気もしたがそれどころではない。
「は?そんなに見られたらまずいもん?」
「う…ん…」
うつ伏せの状態のまま答える。
「ぷっははは、こぐま辞めてアザラシかアシカにでもなったのか?」



