そんな中でパズルのピースを探す作業は、まさしく地図を広げ、地道に進んでいく開拓者のよう。
見ようによっては艶っぽいムードを演出するライティングかもしれない。
だけど、それを意識してしまったら平常心でなんかいられない。
色気ある雰囲気を取っ払うほど、真剣になってぶつぶつ呟きながら、自分のペースでパズルを組み立てていく。
気がつくと月は高くなり、斜めに差していた明かりは、真っ直ぐ注がれるようになっていた。
「んんー」
背伸びをして凝り固まった肩と首を手で揉みほぐすと、同じ動作をしている塚田君と目が合う。



