そんなことを言われたせいか、意識してしまい、塚田君と目を合わすことが今まで以上にドキドキした。
長い前髪で、目が合っているのか判断しにくいけど。
おまけに早く見せたかったお店の写真も、ずっとカバンにしまったままだった。
大掃除の時間、せわしなく行きかう廊下でどさくさに紛れて、彼が登校してきた。
声をかける前に向こうが気づいたらしく、リュックを背負ったまま壁際にしゃがみこんだ。
私はほうきを掃く手を止める。
「ねみ~」
「遅くまで製作してたの?」
極力小声で聞いた。
「まあな。この間言ってたやつ梯子っていうより、脚立型にしたんだけど、大丈夫か?」
そう言って私のほうを見上げる。
「そんな、大丈夫だよ!作ってくれるだけで、贅沢なことだし」



