夜空にランプ



そんなことを言われたせいか、意識してしまい、塚田君と目を合わすことが今まで以上にドキドキした。

長い前髪で、目が合っているのか判断しにくいけど。



おまけに早く見せたかったお店の写真も、ずっとカバンにしまったままだった。







大掃除の時間、せわしなく行きかう廊下でどさくさに紛れて、彼が登校してきた。



声をかける前に向こうが気づいたらしく、リュックを背負ったまま壁際にしゃがみこんだ。


私はほうきを掃く手を止める。


「ねみ~」


「遅くまで製作してたの?」


極力小声で聞いた。


「まあな。この間言ってたやつ梯子っていうより、脚立型にしたんだけど、大丈夫か?」


そう言って私のほうを見上げる。


「そんな、大丈夫だよ!作ってくれるだけで、贅沢なことだし」