「だからー、塚田君のこと。もうすぐ修了式だよ?」
小声ながらも、どこか強めの口調で言う。
指摘され、ゴクンと飲み込む。
「そうだけど…。だけど~、」
頭ではわかっていても、具体的なことまでは考えておらず、むすっと無愛想な顔をして頬杖をついた。
「好きな人いるって言ってたんだよね」
「え?それってちーちゃんのことじゃ」
「まっさかー、そんなはずないって。大人っぽい人好きそうだし、多分年上の彼女でもいるんじゃないかなー。なんか余裕って感じするし」
ガリガリガリッ
コップに入った氷をストローでつつきながら回した。



