天井の隅には枝がぐるぐると丸く重なった鳥の巣らしきものもあり、青い鳥がちょこんと止まっている。
木の枝はハンガーの役目を果たし、コートや帽子やバックなどがかけられてある。
すごく自然が部屋の中で調和され、森の中に作られた部屋にいるような気分になり、ひんやりしていた心を、なんだか慰めてくれるようだった。
(…ていうか、いつまで寝てるんだろう。ほったらかしてー。よし、この際寝顔見てやれ!)
そろりとハンモックに近づく。
私は寝顔を見た瞬間、はっと息を止めた。
穏やかな寝息をしながら、両腕を頭の下に敷き、乱れた前髪の隙間から僅かに見える、長いまつ毛を柔らかく乗せて閉じる瞳。
…優しい寝顔。



