夜空にランプ


悔しい。


どうしようもないくらい、もうこの気持ちに取り返しがつかなくなってる。



「…いるよ」


「へー…、どんな奴?」


「たまにムカつくけど、真面目で、すごいいい奴」


「はは、なんだそれ。見てみてー」





(気づいて、ないよね?それ、君なんですけど…バカッ!…ってバカは自分か)



私からは塚田君の好きな人のことを聞きだすことはできなかった。


そんな勇気持ち合わせていない。




それから、会話が途切れた。

多分彼が本当に寝てしまったから。


残念でもありながら、少しほっとしてもいた。


今の私は勝手に涙ぐんでいて、そんなの見られでもしたら支離滅裂になっていたはずだ。