「…。」
(沈黙…?しまった!唐突すぎた!話の流れ的におかしいよね…やばい…何言ってんだろう)
途端に顔が青ざめてくる。
「…いるよ」
違う話題を振ろうとあれこれ考えていると、寝転んだままの彼から低い声だけが届いた。
きょとんとした。
(今、いるって?聞き間違いじゃないよね?)
「いるんだ…そっか…」
内心気になっていたけど、こんなに簡単に答えてくれるなんて思ってもみなかった。
それに、胸の奥が熱から急激に冷めていくのがわかる。
「こぐまはいるの?」
ずるい。
さっきからずっと寝転んだままで、表情見せないでそんなこと聞くなんて。



