夜空にランプ



だから必要以上に身構える必要はなくなった。



私達の前ではここ最近硬い表情だった先輩も、今日は今までの先輩のにこやかな表情が出ている気がした。





「もう今年で引退なんですよね、玉城先輩達。私と芽衣子の二人だけになっちゃいます。いきなり存続危機」


「そうだな~。寂しくなる?」


そう言って、自転車を押しながら隣の私へ顔を向ける。


「そ、そりゃあ~。いっきに減るわけだし、わっこ先輩は技も伝授してくれたり、男子の先輩コンビはわちゃわちゃしてましたけど、結構賑やかだったなって」


「あいつら真面目にやったことないんじゃないか?俺も寂しくなるなー。くまちゃん達のむちゃぶり、見れなくなるしね。そうだ、今度の撮影会はちゃんと“彼氏”役勤めさせてね!ラブラブなシーン撮ろうぜっ」


「ラブラブ~?」


「あははははははは」