ぎこちないながらも、ゆっくり愛を育む二人を周りは温かく見守った。
けれど、幸せな時は長くは続かなかったの。
ある日、神々の争いが始まり、男の子はついていくことになって…。
出陣する前日、女の子は男の子に約束をするの。
“あなたが無事に帰ってこられるように、一生分の魔法をかけて待つ”と。
それは、どんな暗闇の中でも迷わない、宝石の涙で出来たランプだったそうよ。
女の子の流した涙が宝石に変わる、一生消えることのない、輝く光を放つという魔法…。
―*―*―*―*―*―*―*―
「その宝石の欠片は、今もどこかで眠ってるとか眠ってないとか。ふふふふ」
「ええ~どうなんだろう。で、結末は?」
リンコさんは紅茶を一口飲み、ほうっと息を一つ吐いた。



