お店の手伝いを頼まれることだって、すごく嬉しい。
(Lampの一員になれたらいいな、なんて、おこがましいかな…)
客足が少なくなった時間を見計らい、リンコさんに絵本のことを聞いてみることにした。
「懐かしいわね~。その絵本航基も大好きだったのよ。毎日のように眺めてたわね」
「どこの国の絵本なんですか?」
「そうね、確か北欧だったかしら。その地方で伝わる神話が物語の元になってるのよ」
「どんなお話なんですか?私もすごい気に入ってて、でも言葉がわからなくて」
私はカウンターで縫い物をしているリンコさんに、絵本を持って詰め寄った。



