夜空にランプ



学校をサボったことや今日のこと。


もちろんいじめのこと。


家族にはどんどん隠し事が増えていく。




でも友達にだって隠していたことがあるのだから、どっちだけが本音なんてもうどこにもないのかも。





重い。


心でひっそり閉じた扉はどんどん重くなる一方だ。




吸い込む真冬の空気さえも、少しも労わりがない程ひたすら冷たい。




空を見上げると、なんだか雪が舞いそうな淡い灰色の雲が、すぐ真上で垂れ込めていた。






まっすぐ帰るのも嫌だし、かといって賑やかな商店街を寄り道して帰る気にも到底なれないのに、自然と足が向いていたのはあの場所。


(…来てしまった。)



Lampのドアの前で目にしたのcloseと書かれたプレートだった。