正午前の寒空の下、学校からとにかく離れたい一心で、走る走る道。
悪いことをしている罪悪感が胸に迫りながらも、晴天の空がそんな状況をすがすがしくさせていた。
近くの公園まで誰にも気づかれずに辿り着くと、ブランコに座って息を整えた。
とっさの思いつきでここまで来たものの、さっき聞いた五十嵐さん達の会話が耳を離れない。
でも本当に気になっていることは私も同じで、どうして有紗は私達と一緒にいたのだろうかということ。
どうしてもずっと疑問を抱いている。
仲がよかったなんて、友達だったなんて、まるで嘘みたいだ。



