盗み聞きするつもりはなかったけど、話している内容はどもう私達のことのように感じた。
「…何で有紗ってあの二人と一緒にいたんだろうね。タイプ全然違くない?何気ウケてたんだけど」
「確かに。でもさ、クマとヒツジはそれで調子乗ってたんじゃない?クラスに浮いてる感が減るとか」
「ははははは、有り得そう!有紗関係なく完全に浮いてましたけどー。なんかこのまま学校辞めちゃったらつまんないよね」
「ふとーこーになんの早すぎだしね」
「もっと耐えんのかと思ってた」
「はははは!さすがヒツジよわ~。だったらクマはしぶといよね」
「それウザイだけだっての」
案の定、的確。
私はすぐに無理にでも震える足で階段を引き返し、連絡通路を急いで走った。
バクバク心臓が激しく鳴り、嫌な冷や汗が体中を巡った。



