夜空にランプ


だけど今さら変えられなかった。


こんな計算ずくで臆病な本当の自分を知られたら、有紗や芽衣子に疎外されてしまうのではないか。

そう考えたら怖くなる。

一人は楽。


でも一人きりはとても寂しい。






いつからだろう。


ありのままでいることが難しくなったのは。



それとなくやり過ごしながら進む毎日。

日に日に寒さも増し、冬へ近づいていた。




そんな頃、小さな変化が私に訪れた。