とっさにアルバムがしまってある棚の前に来て、何とか難を逃れた。
「玉城先輩はどうしたんですか?」
「この前忘れてっちゃってさ、課題のノート。部活名義でたまに、ここで課題やったり勉強するのに使ってんだ。ここなら邪魔されないし」
「あ…」
(そっか。玉城先輩には女子の取り巻きが後を絶たないもんね。それなら仕方ないか)
納得しつつ内心残念に思った。
せっかく逃れてきた場所だったのに、先客がすでにいたということだ。
どうやら諦めるしかなさそうだ。
他にどんな場所があるだろうか、トイレなんて、それは本当に避けたい。
「そういえば、今日めーちゃんは?」
「お休みです」
「そっか」



