芽衣子が撮った写真には、俯いて走る私と、正面からそれを見ている玉城先輩が横姿で写っていた。 「いい!これ結構いい感じにいっちゃったよ、ちーちゃん!青春だわ」 興奮気味にそう言う芽衣子。 私は玉城先輩がその場から離れたのを見計らってから確認した。 偶然だけど、確かに芽衣子の言うように、恋人同士のワンシーンに見えなくもなかったりした。 それを見て全く嬉しくないわけじゃないけれど、どこからか複雑な思いが浮かびあがり、あまり見ていたくなかった。