夜空にランプ



芽衣子が撮った写真には、俯いて走る私と、正面からそれを見ている玉城先輩が横姿で写っていた。



「いい!これ結構いい感じにいっちゃったよ、ちーちゃん!青春だわ」


興奮気味にそう言う芽衣子。

私は玉城先輩がその場から離れたのを見計らってから確認した。




偶然だけど、確かに芽衣子の言うように、恋人同士のワンシーンに見えなくもなかったりした。


それを見て全く嬉しくないわけじゃないけれど、どこからか複雑な思いが浮かびあがり、あまり見ていたくなかった。