走りながら、でも止めることは出来ず、心の中でめいっぱい叫んでいた。
「くまちゃん、どうしたの?」
目的場所に到着するなり、眩しく爽やかな笑顔で出迎える、何も知らない玉城先輩。
「ど、どうしたって、えーっと、あは、あはははは」
ただでさえ恥ずかしい設定なのに、説明なんてできっこない。
「玉城先輩、ナイスです!」
いそいそと私達に駆け寄ってきた芽衣子は、グッと親指を立て、にやにやした。
「芽衣子ー!ナイスじゃないし」
「何?、ああ、いつものあれか。で今回は何?」
私達のむちゃぶりシチュエーション撮影は、部内ではお馴染みだった。



