とりあえず、ここは菫が言うのろけ話や光景を思い出すことにした。 (恥ずかしいけど、やってやろうじゃんか) 鉄棒からブランコまでほんの少しの距離。 俯きながら。 でも、目の前にいるであろう彼氏に遠慮がちに視線を送り、全速力で走る。 しかし、ブランコまですぐそこのとこでちょっとハプニング。 すぐ済む設定かと思っていたのに。 走る私に気づいた玉城先輩が、なんと設定に相応しいようにブランコの前にやってきて、腕組みをしながら私を見ている。 (いや、いやいやいや!!玉城先輩、そこどいてー!)