「あら~、航基から聞いてなかった?」 「はい、特に何も」 「まったく、あの子お店以外じゃ無愛想なのよね。時々心配なるわー」 苦笑いをしながら、リンコさんはカウンターでさっきの手作業を再開した。 「あ、あの、私は熊谷千鶴っていいます。塚田君とは同じクラスで」 「千鶴ちゃんね、学校であの子迷惑かけてない?」