夜空にランプ




芽衣子にもつい、冷たく当たってしまう。

つい、なんて軽い気持ちでしてまうことは、例え友達だからといってしていいとは言えないだろう。


本当に子供じみてる。




でも、芽衣子はいつでも芽衣子だった。


柔らかい笑顔を必ず忘れなかった。



わかってる。

気づいてる。

芽衣子だって、辛く嫌な思いをしてるはずだ。



それなのに、決して今までの芽衣子を崩そうとはしなかった。