聞き慣れない男っぽい言葉遣いのせいか、それともかばってくれたせいなのか、今度こそ本格的にときめいてしまったことを認めざるを得なかった。 さっきのアルバムもそうだけど、玉城先輩にとってはこれは常識的なの振る舞いの一つのようなのだろうか。 平然としている玉城先輩を見て、相反して舞い上がっている自分に差を感じて、何だか落胆した。 きっとみんなにしていることなのかも。 でも、玉城先輩にこんなにドキドキしたのは今日が初めてだった。 (勘違いなら、私の単なるつまらない自惚れならいいんだけど…)