たれ目がさらにたれる。 クラスではあまり笑顔を見せない芽衣子。 その笑顔が見れると、こっちまで嬉しくなる。 控えめ同士な私達は、きっとクラスでは浮いてる存在に思われてるはず。 だから余計に有紗との差を感じてしまうのだ。 週末、自宅の最寄り駅から三つ目の駅まで電車で出かけた。 馴染めずにいるのはクラスだけではなく、住む街もそうだった。