夜空にランプ


「あ?」


意外な間抜けな声を発した彼は、すでにうねった髪をシャシャッとかきむしり、余計にボサボサになった。


長い前髪からは、やっとしかめた目が覗いて見える。


睨まれてるようで若干怯んだが、変な間を作ってはいけないと思い、慌てて説明した。



「お、おはよ。今日ね席替えしたんだよ。塚田君の席はそこじゃなくなって…」


「うそ、まじ」



塚田君は急いでリュックを掴み立ち上がると、日当たり特等席の現在の主である、大場竜二(りゅうじ)が席に飛んでやって来た。